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純米無ろ過生原酒のススメ
神楽坂のある割烹。
日本酒に拘ったお店で、女将は花柳界出の人。
このお店はお客さんの層が最高で、いつも勉強になる話を伺える。

そのお店で発行している「日本酒便り」へ原稿作成依頼があったので
ここで紹介する。

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旨ければよい。楽しければよい。
でもそこで、あえて極上の旨さ。例えば杜氏坂口幸夫氏が醸す「宗玄」と日本海の「ずわい蟹」。

毎年この季節になると、金沢港で水揚げされた新鮮な「ずわい蟹」が届く。
これと同じく石川の「宗玄」の純米無濾過生原酒をぬる燗で合わせると、もう何もいらない。会話すら邪魔になる。
まさに自問自答。「旨いなぁ・・・。なんで、これほど旨いんだろう・・・。」
時に嬉しくて泣きたくなる。

日本酒の禁じ手のひとつ。生酒の常温保存。
特に昔からの手法でしっかりと醸した純米無濾過生原酒を常温保存で数ヶ月寝かし、味が乗ってきた頃にじっくり飲む。
酒米も磨き過ぎない。そこに米の旨さがある。ある人は「雑味」というが、それを旨みに変えるのが「しっかりと醸す」ということ。
さらに冒頭のように地のもの同士で味わう旨さは極上。口中に溢れる感動の旨さを味わいつくそうとすると、味覚・嗅覚だけあればいい。他の五感は蓋をする。

純米無濾過生原酒は、季節にかかわらず常に燗酒で楽しむ。夏は人肌燗、冬はぬる燗を。そして時には燗冷ましを頂く。
燗は湯煎が旨い。もちろん温度計は必須。目盛りをじっと睨みつけながら、飲み頃の温度でさっと上げ、おおきなぐい呑みで「ぐびっ」と呑む。
そうそう、酸度の強さも大切。料理を咀嚼し、そこに純米無濾過生原酒の重厚な旨みを流し込み、存分に極上の美味しさを味わった後に酸度が口中をさっと流す。
このキレが気分いい。そして次の料理と酒に手が伸びる。キレがあってキリがない。嬉しい悲鳴。

こんな日本酒の極上の楽しみ方だが、難があるとすれば、しっかりと醸す酒蔵が少ないうえ、さらに生産量の少ない純米無濾過生原酒の入手しにくさか。。
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ここの女将が何年も前から欲しがっていたお酒があって、どうしても手に入らない。
蔵元にまで電話したが入手できなかったと。
そのお酒が「秋鹿」のもへじだと聞いた。
何年も前に雑誌に掲載されていた「もへじ」のラベルに一目ぼれしたそう。

「もへじ」は、純米無ろ過生原酒なのに随分と飲みやすくて、とても美味しい。大好きなお酒の一つだ。僕が普段からお世話になっている酒屋では取り扱いがあるため、買ってお店に持っていって差し上げたところ、もの凄く喜ばれた。何年もの抱いていた片思いが通じたといった具合。
良かった。
お店出た後、他のお店で食事をご馳走になってしまった。
ほんと良かった。
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